SAFETY

安全活動

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01

安全活動「かたち」

安全作業のため、当社は様々な取り組みをしています。

安全大会

安全大会

毎年5月を目処に、現場従事者・下請業者を集めて外部講師による安全講話を行います。

伐木研修会

伐木研修会

講師(安全指導員)を招き、現場にてチェンソー作業者が一人ずつ実際の伐倒作業を行います。
地形・樹形・林相など、立木ごとに伐倒の難易度は様々です。「基本行動」に即した安全の確保とはどうあるべきか、実技を通して話し合いを行います。

作業班安全会議

作業班安全会議

月1回、作業班単位で安全会議を行っています。リスクアセスメント、ヒヤリハット、災害事例などを教材に現在の作業現場に即した安全対策について話し合います。

山林作業標準書

山林作業標準書

労安則などの法令に加え、現場の意見を反映した具体的な注意事項も盛り込み、会社独自の安全標準書を作成しています。この標準書は安全会議での読み合わせなどに活用されています。

始業ミーティング

始業ミーティング

毎朝、作業着手前に円陣を組んでのミーティング。当日の作業配置、安全情報の伝達などを行います。

安全パトロール

安全パトロール

安全環境管理室長などが各班を回り、安全パトロールを行い、チェック表を基に各工程の安全作業状況を確認します。一人一人とコミュニケーションを取ることで、風通しの良い職場環境づくりにも努めています。

伐木手の「指差呼称」

伐木手の「指差呼称」

パトロールでは、標準書に即した基本行動が出来ているかをチェックします。写真は伐倒手の指差呼称の様子です。

02

軽傷とどめる

次は、万一災害が起きてしまったときの行動です。

  • 現地掲示板

    現地掲示板

    災害時の連絡系統図、搬送先などは現場に掲示してあります。

  • AED、衛星電話

    AED、衛星電話

    各班にAEDを配備しています。携帯電話の通じないエリアのために、衛星電話も配備しています。作業配置は一人だけ離れた位置にならないよう配慮し、全員が無線機を携行しています。

  • 現地掲示板

    エピペン等の携行

    ハチ刺され被害対策としては、現場従業員全員が陽性・陰性に関わらずエピペンを携行しています。

  • 安全講習(救護活動)

    安全講習(救護活動)

    災害時の行動をシミュレーションしておくこと、自分を守り仲間を守るというチームワークを育てておくことが大切です。

しかし、これらは「形」を作っているということであり、そこに「気持ち」が入らなければなりません。

COLUMN

コラム

業界の災害事例を見ていると、あれ?と思うことがあります。
例えば、掛かり木(他の木に引っ掛かったまま、倒れていない木)のすぐ下で作業を続けている→法律ではっきり禁止されているのに?
重機から投げ出されて死亡→なぜシートベルトをしていない?
つまり、基本として決められた行動が取れていないのです。この「基本行動を守る」ことで、現在起きているかなりの災害は発生しなかったはずです。

03

安全活動「こころ」

安全活動のこころ

もし何かが起きたとき、必ず出てくる言葉…
「その時は大丈夫と思った。たまたまウッカリしていた。」
これがヒューマンエラーです。
人間はミスを犯す生き物であり、人間が生き、活動する限り、
リスクは決してゼロにはなりません。

目指すべきはリスクの確率をいかに下げるかです。
災害が起きる確率が仮に0.1%とすれば、
0.09%になるように、
0.089%になるように、
努力し続けなければなりません。

『安全第一』と唱えると、「しょせんキレイごとじゃないの?」
と思う人がいるかも知れませんが
それは後に続く言葉を省略してしまっているからです。

『安全第一、品質第二、生産第三』

品質(顧客の信用)、生産(収益を上げる)はもちろん大事、
それがなければ企業は成り立たない。
でもいざというとき、どれを優先するかとなったときには、
働く人の安全でしょ?
というのが、この言葉の意味です。

組織とは幸福追求のためにあるもの、
『人間第一』でなければならないのです。

COLUMN

コラム

林業は最も自然条件に左右される仕事です。地形が砕け、沢が入り組んでいれば一区画の中で急傾斜、緩傾斜が目まぐるしく変わります。立木は一本ごとに樹形が違います。蔓の有る無し、隣接木との距離、林床が笹か草本か 乾いた路面とぬかるんだ路面では重機の足場も変わってきます。つまり、場所ごとで作業条件が変わり、天候次第で同じ場所でも難易度が変わるのが林業です。林業とは、日々変わる作業条件からリスクを読み取り回避する目を要するプロフェッショナルな仕事です。
人はみな、自分と家族の生活費を稼ぐために働きます。幸せに安心して暮らすためです。幸せになるために働く人が、自分の身体を損ない不幸になるなど、本末転倒です。そしてそのことを軽視するような組織は、社会から必要とはされません。
安全活動とはゴールのない取り組みをし続けることです。

安全環境管理室

藤井室長からのコメント

藤井室長

安全環境管理室という名前の通り、事業を行う上での安全管理と環境管理に取り組んでいます。
山林や工場ではチェンソーや大型の重機を用いて作業を行うため、様々なリスクが発生します。リスクを放っておくと事故につながるため、現場では過去の経験や意見を出し合い法令に沿ったルール(山林作業の標準書・作業手順書)を作成して教育を行いリスクを摘み取っています。みんなで作ったルールがしっかり伝わり、守られているのかを実際に現場に赴き確認することと同時に風通しの良い職場環境の醸成につながるよう出来る限り一人一人とコミュニケーションを取っています。